ISDAのLIBOR移行プロトコル批准プロセスが開始される

米国司法省からISDAのLIBORプロトコルのレビューが終了した旨のアナウンスが出ている。競争上の悪影響がないという点が明確になったとしているので、これでプロトコルがようやく批准開始となる。当然の結果だとは思うが、これによって当初7月の予定だったものが10月にずれ込んでしまった。これでエスクロー期間が始まり、来年1月中下旬に発効となることになるのだろう。

いよいよ本格的に準備が始められる。といっても本来はProtocolは万能ではなくあくまでもBackstopなので、事前移行作業を進める必要があるのだが、いまだプロトコルさえ批准してしまえばOKと思っている参加者が多そうなのが気になる。システム整備の遅れた日本において、一気にFallbackしたらそれを同時期に全部捌ける会社はあまりないと思うのだが。

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