CMEのIBOR CONVERSION追加詳細

CMEからLIBOR取引一括変換の追加詳細が公表された。JPYが12/3、GBPが12/17なので、LCHと同じスケジュールになっている。既にFixingが終わった部分については、後決めでレートを変更することはなく、そのまま決まったFixingが維持されるとある。

また、オペレーション的にはCancel &Rebookだが、法的にはAmendmentの形を取るという点も新しい。ヘッジ会計の継続とかレポーティング規制の免除を受けやすいということなのだろうか。Swaptionについては、一旦Fallbackしたスワップをクリアして、日の終わりに標準OISに変換するとしている。これは参加者にとってはありがたい話なのだろう。ベーシススワップは二つのスワップに分解するようで、こちらはLCHとも同じだ。

参加者の意見を踏まえてこうした詳細が決められているのだろうが、CCPによって細かい点が微妙に異なっているのが興味深い。今後はこれらのやり方が一本化されていくことになるのだろうか。

しかし、色んな意味においてヘッジ会計は面倒だ。これがなければ、普通にコンプレッションサイクルで新レートに変えられるのに。