英国のバーゼルIIIのタイミング

予想通り英国もバーゼルIIIの延期を昨日発表したが、EUのような2年ではなく、単に2023年3月以降としているだけで明確なタイミングは示されていない。特に無格付事業会社のデフォルトに対する資本賦課のように明確になっていない部分が多いため、資本に対する影響度が測りがたい。

もともと英国はバーゼルIIIの早期適用に積極的なコメントをしていたと思われるので、EUよりタイミングが早まる可能性は残されている。とは言え、米国やEUよりも極端に早いタイミングで先行適用するとも考えにくい。両者の影響を見ながらそれより少し早いタイミングを狙ってくるのだろうか。

こうなると日本はどのようなタイミングになるのか、それをいつアナウンスするのかに注目が集まる。ここのところ各国からアナウンスが相次いでいることを考えると、そろそろ何か出てくるのだろうか。