年末のドル資金逼迫が無事回避された

懸念されていた年末の短期金利暴騰は起きなかった。米国FRBの大量資金供給により、混乱なく年明けを迎えることができたようだ。2019年最終日のレポ金利は1.55%くらいから1.88%に上昇したが、昨年末の6%と比べると極めて落ち着いた動きだった。

12月31日の翌日物の資金供給は$25.6bnとなり、これ以外にターム物の$230bnがマーケットに供給された形になっている。引き続きFEDの資金供給は継続されるものと思われ、正常化には程遠いというのがマーケットのコンセンサスではないかと思われる。今年もFEDの動きには注目が集まる。